
高配当株投資を始めたいけどどうやって銘柄を選んでいけばいいんだろう?



今回は【初心者】の方でも失敗しない為の高配当株の始め方、メリット・デメリットについてわかりやすく解説いたします。
株式投資を始めようとしている方の中には、配当金が欲しいという理由でスタートされた方も多いのではないでしょうか。


このブログでは【投資初心者】の方向けに用語の解説やオススメの投資方法、銘柄選定について解説しております♬
高配当株投資は購入タイミングもそうですが、銘柄選定が勝負を分けると言っても過言ではありません。
銘柄選定を間違えてしまうと「せっかく高配当株を買ったのに配当も出なくて株価もどんどん下がってしまう」という状況に陥ってしまうことがあります。
特に【投資初心者】の方は配当利回りが高いという理由だけで購入をして失敗するケースはとても多いです。
そこでこの記事では、【投資初心者】の方向けに失敗しない為の銘柄選定をご紹介します。
この記事を参考にして銘柄選定をすれば、配当がもらえない等の失敗をする可能性は非常に低くすることができます。
ぜひこの記事をきっかけに有意義な高配当株生活を満喫していただければ幸いです♬
【初心者】でも失敗しない高配当株投資の始め方について
今回は【投資初心者】の方でも失敗しない為の高配当株投資の始め方について、メリット・デメリットを交えながら解説いたします。
高配当株は安定した配当を得る為に中〜長期的に運用が必要になります。短期的に高い利回りを出している銘柄に飛びつくのではなく、安定して高配当を出し続けている銘柄を選定することが大事なポイントになります。
実際に私が投資をしている米国の高配当ETFや長年連続増配を続けている配当貴族といわれている米国の個別銘柄、日本の高配当株オススメ5選などもご紹介させていただきますのでぜひ参考にされてください♬
私もいくつかの高配当銘柄を保有しておりますが、私と妻の年間のスマホ代は支払いができるようになりましたので、コツコツと継続していくことで非常に大きな収入源になってくれます(^^)/


高配当株投資とは


高配当株とは配当利回り(一株当たりの年間配当金÷現在の株価)が高い株式を指します。配当利回り3%以上が高配当株の基準とされやすく、もらえる金額も多いことから投資家の人気を集めています。
重視されるのは配当利回りの高さになりますが、これだけで購入する株式を選ぶのは非常に危険です。高すぎる配当を出している会社にはそれなりの理由があるからです。
配当が高くても株価が右肩下がりで落ちていくような株は結果的に損をしてしまいますので、購入時には配当利回りだけでなく株価や業績(事業内容)、成長性にも着目して株式を選ぶ必要があります。
高配当株のメリットとは
- 配当金が受け取れる
- 放置していても利益を生むことができる
- 株価の変動を気にする必要がない
配当金が受け取れる


高配当株の最大のメリットは配当金(インカムゲイン)が受け取れるということです。高配当株に投資する人のほとんどは、このインカムゲインが得られることを目的としています。インカムゲインが得られることによるメリットは多数あります。
月々の収入に配当金がプラスされることにより生活費の一部を配当金で支払うことができれば毎月のお金の負担を軽減することが可能です。また、配当金を使わずに再投資することで元本が膨らんでいきます。
元本を大きくし、得られる配当金が増えていけば、毎月出ていくお金より配当金で得られるお金の方が大きくなる可能性もあります。このように労働以外の収入(不労所得)で自分を楽させることができる点が、高配当株の最大の魅力といえます。
放置していても利益を生むことができる


高配当株投資は基本的に「長期保有」が前提なので、頻繁に売買する必要がありません。したがって、忙しい人や投資にあまり時間をかけたくない人でも、比較的取り組みやすいと言えます。しっかりと銘柄の選定をおこうことで安定して利益を生むことができるのです。
株価の変動を気にする必要がない(暴落時)


暴落時にある程度の安心感を持って取引できる点が、高配当株投資のメリットです。株価が大きく下落すると「株価はいつ戻るのか」「このままもっと下がるのでは?」という恐怖を感じたご経験をされた方も多いのではないでしょうか。
配当金については、株価が下落していて先が見えない中でも一定の配当(現金収入)があるという点で安心感が得られます。もちろん減配の可能性はありますが、長い間増配を続けている会社やETFを選択することでリスクを抑えることができます。株価の下落時に手元に現金が入ってくるのは非常に大きな安心感となります。
また、暴落時には高配当株を買い増しするチャンスと捉える人も多くいます。配当利回りは「一株あたりの配当金÷株価」なので、株価が下落すると配当利回りは高くなります。暴落により配当利回りが高くなった銘柄を購入するチャンスなのは高配当株投資ならでは
高配当株のデメリットとは
- 減配のリスクがある
- 株価下落により資産が減る可能性あり
- 売却のタイミングが難しい
減配のリスクがある
高配当株投資には、配当が減らされる「減配」や配当が無くなる「無配」のリスクがついてまわることになります。配当金は企業の業績によって定められているため、業績が悪化して配当が維持できなくなれば投資家への配当が減る可能性があります。
投資家の多くは配当金目当てで高配当株を保有してる為、減配が決定した途端に手放す投資家が増え、株価が大きく下落してしまうこともあります。これについては長い期間連続増配している銘柄の選定やETFなどを購入することでリスクを抑えることが可能です。
株価下落により資産が減る可能性あり
高配当株は基本的には長期で配当を狙っていく投資方法になる為、株価の上下はあまり関係がありません。ただし保有額が多くなればなるほど株価下落した時に保有資産は減ってしまいます。配当金でカバーできれば問題ないですが、長期間株価の下落が続くとトータルで見ると資産が減る可能性があります。
売却のタイミングが難しい
高配当株の株価値動きはゆるやかであるため、株価の値上がりによる売却益「キャピタルゲイン」を狙っていくことは難しいです。景気が良くなり他の銘柄の株価が上昇している中で、高配当株の株価はいまいち上がらないというケースもあります。
配当金は出していないものの、株価が大きく上昇して利益が狙える銘柄は多くあります。高配当銘柄よりもトータルリターンが大きくなる銘柄もあるでしょう。キャピタルゲインを狙える銘柄(インデックス投資や成長株)とインカムゲイン中心の高配当株をバランス良く保有することで、高い収益を狙っていくことができるようになります。


高配当株を選ぶ為のポイント5選!
- 配当だけでなく企業の業績を見る
- 企業の財務体質をチェックする
- 配当性向が高すぎる銘柄は避ける
- 過去の配当を確認する
- 長期的に利回りが確保できるか確認する
配当だけでなく企業の業績を見る
高配当投資を行う際は、配当利回りだけで判断しないようにしましょう。いくら配当が良くても、業績が悪ければ会社としては健全な状態ではないからです。高い配当を支払うのに十分な業績がない企業は、そのうち減配したり株価が下落したりして、配当金を上回る損失を生み出してしまう可能性があります。
企業の財務体質を確認する
企業の財務体質もしっかりチェックすることが大事なポイントになります。財務体質が健全な企業は、無理なく配当金を出しているため、長期的に利益を産み続ける可能性が高いです。
特に、以下2つの指標をチェックしてください。
- 自己資本比率
- 負債比率
「自己資本比率」は、総資本に対する純資産の割合を示す指標で、これが高いと財務体質が健全です。
「負債比率」は、資本に対する借金の割合で、これが低ければ低いほど安全な企業だと言えます。
配当性向が高すぎる銘柄は避ける


過度な配当を行っている企業は避けましょう。あまりに配当比率が高すぎる企業は、利益を事業に投資していないということになるため、あまり将来的な成長が見込めません。特に、1株当たりの利益が1株当たりの配当を下回っている場合は、しっかり事業投資できていない可能性があるので要注意です。
過去の配当を確認する
高配当株を選ぶ際は、現在の配当だけでなく過去の配当を確認しておくことが重要です。配当金額は企業が定めているため、業績などによって左右されます。現時点での配当金が高くても、「これまでの配当が安定していない(配当金額が多い時・少ない時がある)銘柄」という可能性がので高い配当を継続して行えているかを事前に確認しておきましょう。
また、記念配当にも注意が必要です。会社の創業を記念して一時的に配当が増えたことにより、配当利回りが瞬間的に高くなることがあります。通常の配当が安定しているかどうかをチェックしておきましょう。
長期的に利回りが確保できるか確認する
高配当株の株価値動きは比較的ゆるやかなものが多いです。そのため、一般的には短期的な取引ではなく中長期での保有が前提となります。中長期の保有で重要になるのは、企業が今後安定して配当が出せるのかを確認しておくことです。
まずは企業の「配当性向」を確認しておくと良いでしょう。配当性向とは、企業が事業で得た利益のうち、どれくらい株主に配当として還元しているかを確認できる指標です。配当性向が高いほど株主に対する還元率が高いということになりますが、あまり高過ぎると無理に配当を出しているという可能性もあります。
一般的には、配当性向は30〜40%前後が望ましいと言われています。財務状況や決算情報をしっかり見て、長期的な利回りが期待できるのかを確認しておきましょう。
高配当株の運用方法について
高配当株を購入した後の運用方法と失敗しないためのポイントをお伝えいたします。
- 無理なく余剰資金で投資を行う
- 出口戦略を決めておく
- スクリーニングを活用する
無理なく余剰資金で投資を行う
高配当株投資に限らず、投資は必ず余剰資金で行いましょう。投資に絶対はありません。もし失ったら困る資金を投じてしまうと、下落したときにあわてて狼狽売りをしてしまい、結果的に資産を失うことになります。
高配当投資は「中長期目線」で行うものですから、下落しても手放さないようにするためにも、経済的な余裕が必要です。
出口戦略を決めておく
損切り基準は必ず決めておきましょう。高配当投資は、保有し続けて配当をもらうのが目的ではありますが、落ち目の株を持ち続けると最終的に大ダメージを負ってしまいます。
投資前に「いくらまで下落したら売却する」という明確な基準を決めておけば、致命的なダメージを避けられるはずです。 ただし、あまりに損切り基準が厳しすぎると、すぐ手放すことになって結果的に配当が得られなくなりますので注意が必要です。
スクリーニングを活用する
銘柄選定の際は、スクリーニングを活用しましょう。
スクリーニングとは複数の株式銘柄に対し、一定の条件を指定して絞り込みを行うことになります。
株式銘柄は大量にあるため、すべてチェックしていてはキリがありません。高配当株投資の基準を満たしている銘柄だけを絞り込むことで、銘柄選定が楽になります。なお、具体的には以下のような指標を設けると良いでしょう。
- 配当利回り3%以上7%以下
- 配当性向35%以下
- 過去5年の営業利益平均成長率5%以上
- 時価総額5000億円以上
減配や無配の影響を受けないために、会社の規模が大きく今後も配当を増やすことができる会社を選ぶことができるスクリーニングの基準になっております。上記の指標で絶対にダメというわけではないので、自分で銘柄選定をする際の基準を作ってみてください。
ETFで高配当株に投資するメリットとは
個別銘柄は少し抵抗ある方向けにETFで高配当株に投資するメリットについてもお伝えいたします。
ETFについてはオススメランキングTOP5の記事も作成してますのでこちらも合わせてご確認ください。


分散投資でリスク回避
ETFは複数の銘柄に投資をするため、ひとつのETFを買うことで複数の高配当株式に分散投資をすることができ、値下がりのリスクを抑えながら分配金を受け取ることができます。
一般的に投資商品はある銘柄を購入すると、その価格が大きく下落して、損失してしまうことがあります。ETFは複数の銘柄が集まって1つの投資商品になっており、分散投資をする形になっています。もし仮にETFの銘柄の1つが下落したとしても、他の銘柄に資産が分散しているため、リスクを抑えることができます。
配当金:企業が株主に分配する利益のことです
分配金:ETFを含む投資信託が決算時(年に1回以上)に収益の一部を投資家にお支払いするものです。
ETFの分配金は、決算期間中に発生した収益から費用を控除した全額が支払われます。
手軽に高配当株への投資を続けることができる
ETFは、対象とする指数のルールにあわせて定期的に銘柄の入れ替えを運用しているファンドが行ってくれます。
配当利回りが高い株式に投資を行うETFの場合、配当利回りが低下した銘柄はETFから除外され、代わりに配当利回りが高い銘柄が追加されます。銘柄の入れ替えはファンドが行う為、投資家は自身で配当利回りの高い個別銘柄を調査・分析して選ぶ必要がなく、手軽に高配当株投資を続けることが出来ます。
高い分配金利回りを期待できる
高配当ETFは、高い配当金が得られるのが最大のメリットです。
国内株の平均配当金利回りは約2%~3%程度ですが、米国高配当ETFは分配金利回りが4%〜5%と高いです。株式の配当金で分配金を獲得しやすいため、インカムゲインを狙いたい方にはおすすめです。
オススメの米国高配当ETF3選
今回は米国の人気高配当株3選をご紹介いたします。


- VYM(バンガード 米国高配当株式ETF)
- SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)
- HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF)
VYM(バンガード 米国高配当株式ETF)
バンガード社の商品で米国の高配当利回りの銘柄で構成される「FTSEハイデ ィビデンド・イールド指数」に連動するように設計されています。保有銘柄数は約400銘柄であり、主なセクターは金融、医療、小売、工業などが挙げられます。
日本でも有名なジョンソン&ジョンソンやJPモルガン・チェース・アンド・カンパニーなどが構成銘柄に含まれています
経費率は年0.06%、配当利回りは3.0%と他のETFに比べると配当利回りが高いことが特徴でなんと12年連続で増配を続けています♬
株価も右肩あがりで続けておりかつ安定した配当を出してくれており、配当金も受け取りたいという方にオススメになります(^^)/
SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)
State Street社が運用している米国高配当ETFで、S&P500の高配当銘柄80種を組み入れています。過去5年間の配当実績を見てみると、4%~5%の比較的高い配当利回りを維持しているのが特徴です。
SPYDは金融・不動産・公益事業系の銘柄を中心に構成されており、その中でも金融や不動産の組み入れ比率が高いのが特徴的です。金融セクターや不動産セクターは景気の影響を受けやすいので、価格が変動しやすいと言えるでしょう。
HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF)
世界的な資産運用会社であるブラックロックの商品になります。財務健全性の高いアメリカ銘柄に投資している点が特徴で高い配当金が支払われるアメリカの会社75銘柄から構成される指数です。
以下の表は、HDVの組み入れ上位10銘柄です。
- エクソン・モービル(組入比率:9.76% 配当利回り:3.33%)
- シェブロン(組入比率:7.34% 配当利回り:3.24%)
- アッヴィ(組入比率:6.50% 配当利回り:3.62%)
- ベライゾン・コミュニケーションズ(組入比率:5.61% 配当利回り:6.25%)
- メルク(組入比率:4.93% 配当利回り:2.56%)
- フィリップ・モリス・インターナショナル(組入比率:4.70% 配当利回り:5.03%)
- ブロードコム(組入比率:4.08% 配当利回り:3.31%)
- コカ・コーラ(組入比率:3.93% 配当利回り:2.82%)
- シスコ・システムズ(組入比率:3.92% 配当利回り:3.24%)
- IBM(組入比率:3.88% 配当利回り:4.67%)
※2023年1月現在の情報になります。
米国高配当株 配当貴族10選


米国高配当株の中で連続増配を続けている配当貴族10選(配当利回り3%以上)をご紹介いたします。
今回紹介する銘柄はなんと!?48年以上連続増配を続けている会社になります。
- NWN(ノースウェスト・ナチュラル・ガス) 連続増配年数:66年 配当利回り:4.03%
- MMM(スリーエム) 連続増配年数:64年 配当利回り:4.85%
- FRT(フェデラル・リアルティ・インベストメント・トラスト) 連続増配年数:55年 配当利回り:4.21%
- SWK(スタンレー・ブラック・アンド・デッカー) 連続増配年数:55年 配当利回り:4.07%
- BKH(ブラック・ヒルズ) 連続増配年数:52年 配当利回り:3.58%
- NFG(ナショナル・フュエル・ガス) 連続増配年数:52年 配当利回り:3.15%
- UVV(ユニバーサル) 連続増配年数:52年 配当利回り:5.95%
- LEG(レゲット・アンド・プラット) 連続増配年数:51年 配当利回り:5.26%
- KMB(キンバリー・クラーク) 連続増配年数:50年 配当利回り:3.42%
- TCS(コンテイナー・ストア・グループ) 連続増配年数:48年 配当利回り:6.09%
※2023年1月現在の情報になります。
日本の高配当株オススメ5選
日本の高配当株の中で連続増配を続けているオススメ5選(配当利回り3%以上)をご紹介いたします。
米国企業には劣りますが今回紹介する会社は20年以上連続増配を続けている会社になります。
- SPK 連続増配年数:24年 配当利回り:3.22%
- 三菱HCキャピタル 連続増配年数:23年 配当利回り:4.82%
- ユー・エス・エス 連続増配年数:22年 配当利回り:3.26%
- リコーリース 連続増配年数:22年 配当利回り:3.58%
- KDDI 連続増配年数:20年 配当利回り:3.36%
※2023年1月現在の情報になります。
まとめ



なるほど。高配当株の特徴や基準などよくわかったぞ。早速高配当株投資をスタートしよう!



配当を得ることも株式投資の大きな醍醐味なので、皆さんも長期的に配当をGET!しましょう♬
高配当株投資とは、配当利回りの高い株式に投資する方法です。放置するだけで利益が得られること、得られた配当は自由に使えることから、投資家の中でも非常に人気があります。
しかし、配当の高い株 = 良い株とは限らないため、銘柄を選ぶ際は配当の高さに惑わされず、将来的に利益を産み続ける銘柄を選ばなければなりません。
今回は銘柄選定のポイントやオススメの銘柄を紹介させていただきました。ご自身のルールを決めてその中で中長期的に運用していけば将来に渡り大きな利益をもたらしてくれます。
この記事を参考にぜひ高配当株投資にチャレンジしてみてください😁
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