今回は金融庁が注意喚起している『やってはいけない投資7選』についてご紹介したいと思います。
金融庁が注意喚起!やってはいけない投資7選とは。。。
金融庁は下記の7つの投資に対して注意喚起を行なっています。
①バイナリーオプション
②ソーシャルレンディング
③レバレッジ型ETF
④仕組債
⑤ファンドラップ
⑥外貨建て保険
⑦暗号資産
皆さんも聞いたことがあるものや、なんやそれといったようなものまで様々かと思います。
それぞれの特性についてご説明致します。
バイナリーオプション
バイナリーオプションとはあらかじめ決められた時点の数値を予想してそれがある値よりも高いか低いかを選択するものになります。簡単にいうとHigh &Lowのギャンブルですね。インターネット等でバイナリーオプションの勝ち方教えます!!みたいな見出しを見たことある方もいるんではないでしょうか。
無登録の会社も多いため金融庁が注意喚起しており、知識のある一定の人しか勝つことは難かしい為、友人・家族にやってみようと相談を受けたら自分の資産がなくなっても良いならやってみたら♪そんな感じで伝えるかなぁと思います。
ソーシャルレンディング
令和元年5月29日にこんな見出しが出てました。
ソーシャルレンディング〜高い利回りの情報だけで投資をしていませんか?
ソーシャルレンディングとはインターネットでファンドの募集を行い投資者のお金をファンド業者を通じて企業に貸付る仕組みのことになります。著名組合契約や金銭消費賃借契約などが絡む非常にわかりずらい取引になります。
金融庁は情報提供の内容が理解できない場合は申し込みはしないようにと言ってます。また無登録業者からは詐欺的な勧誘があるケースもある恐れがある為かかわらないように!と。中身がわからないものには触るな危険ということですね(><)
レバレッジ型ETF
レバレッジ型ETFというのはレバレッジ型指標に連動する運用を行う商品のことです。そもそもレバレッジ型指標に連動するって何?という方は手を出さないでください♪
レバレッジ型指標というのはベースとなる指標の日々の変動率に一定の倍率を乗じて算出される指標のことです。ベースとなる指標というのはS&P500やナスダックなど指標のことになります。要するに日々の値動きをS &P 500の2倍や3倍になるように運用しますというETFになります。
主に長期投資ではなく短期売買により利益を得ることを目的とした商品の為、投資経験の少ない投資家が資産を形成するのは非常に困難といわれております。
仕組債
令和4年11月18日に金融庁から下記の記事がアップされました。
高い利回りをうたうが、元本割れのリスクもある複雑な金融商品『仕組債』の販売をやめる動きが金融機関で広がっている。勧誘を受けてリスクを理解せずに購入した高齢者が多額の損失を抱えるケースが続出。金融庁が問題視し、銀行や証券会社が販売の見直しに追い込まれた格好だ。
仕組債というのは一般的な債券にはみられないような特別な仕組みを持つ債券のことになります。スワップやオプションなどのデリバティブを利用した非常に複雑で不明瞭な取引です。
金融庁は販売体制や商品性に関する問題点がある中長期的な資産形成を目指す一般的な顧客ニーズに即した商品としてふさわしいものではない。損失率やリスクが相応に高いが安定して高めの利子が得られる債券と誤認されおり、コストの開示が十分ではなく丁寧な情報提供もなされていないと。そのようなことを知らずに買っている人が非常に多いという話です。
中身がわからない商品には手を出してはいけない!いくら利回りが高くてもその裏側にはそれ相応のリスクがあるということですね😭
ファンドラップ
資産運用の専門家が顧客と一緒に投資の目的や方針を確認して資産配分や投資先ファンドの選定運用状況の報告等を総合的に提供する投資サービスの一つです。専門家が資産運用をしてくれるってすごい安心!!と思われるかもしれないですが、もちろん美味しい話には理由があります。
当然専門家が相談に乗るのでそれ相応の手数料がかかっており、年率1.5%〜3.0%を超えるコストがかかっています。金融庁はコスト控除後の平均パフォーマンスはバランス型投資に総じて劣後。
つまり利回りよりも手数料の方が高いということですね(><)0.2%〜0.3%資産を増やすので1.5%手数料ください!!というのは本末転倒ですよね。ファンドラップをしなくても投資信託やETFなどすでにファンドが運用してる低コストの商品はたくさんあるのでそれを個別に購入すれば十分ということですね♪
外貨建て保険
これもよく聞いたことがあるのではないでしょうか。一括で払い込んだ保険料を米ドルや豪ドルといった外貨で運用する保険のことです。実は外貨建ての苦情件数はここ最近右肩上がりで増えており、最近は締め付けが厳しくなったことで多少減ってはいますがまだまだ多くの方が入っているようです。(><)
実は自分も保険会社の窓口でお勧めされて入りましたが真実を知り損切りしてその資金を優良な投資信託に切り替えをしました♪無知なので当然ファイナンシャルプランナーという肩書きで安心して任せてましたが当然窓口も保険を販売して手数料をもらうことが大前提で顧客の利益より会社、個人の利益が優先になります。元本割れの説明も詳しくしないケースも多くそのような説明もきちんと行わないケースもあり不親切だと思います。
保険は保険。投資は投資で切り分けて考える必要で、掛け捨ての生命保険と優良ファンドの商品を選択しておけば多くの場合外貨建て保険に勝るということですね。
暗号資産
暗号資産というのは資金決済に関する法律では不特定のものに対して代金の支払い等に使用できかつ法定通貨(日本円、米ドル)と相互に交換できます。電子的に記録され移転もできる法定通貨、法定通貨建の資産やプリペイドカード等ではないこういう性質を持つものと定義されております。
代表的なものだとビットコインやイーサリアムなのどがこれにあたりますね(^^)国がその価値を保証しているものではないので価値が急落して損をする可能性がありますし、最近だと暗号資産を管理してる会社が破綻したというニュースも聞いたかと思います。
当然会社が破綻すれば保証はなく返金等もなくトラブルが発生しています。私も少し仮想通貨を持っていますがどこまで行ってもギャンブルなので仮にそのお金がなくなったらしょうがないかなくらいの気持ちでやってます。
結論
どんな投資にもメリット、デメリットがあり上記で上げたものも上手くいけば資産を増やしてくれることがあります。ただ上記7つの投資は資産を増やしてくれる可能性が低いケースが多いということです。自分が投資している中身をしっかりと理解できるものだけに投資をしていくことが大事ということですね(^^)
コメント